そもそも、「問題」とはなんでしょうか？
どのように定義できるでしょうか？
よく言われるのは、
「現状と理想のギャップ」です。
現状 = 今はこういう状態
理想 = こうなったらいいなぁ
この、
「現状と理想のギャップを埋めること」が、
今回のテーマの【問題解決】です。
問題解決のやり方で、まず大切なことは、
問題を正しく認識することです。
問題とは、「現状と理想のギャップ」ですから、
・現状を認識する（今はこうです）
・理想を定義する（こうなりたいです）
この２つを明確にすることで、
問題を正しく認識できるのです。
問題を明確にできたら、
ギャップを埋めるための行動を考えます。
しかし、問題が明確になっていないのに、
いきなりアクションを考えてしまうと、
的外れな解決法が出てきてしまいます。
例を出します。
社内で、「忙しい状況をどうすればいいか」
という問題があるとしましょう。
まず現状認識として、
忙しいとは、どのような状況か？
を、洗い出して認識する必要があります。
誰が、何時間残業していて、その原因は何で…
を明確にするのが、現状の認識です。
そして、理想は、
「全員残業せず、かつ顧客満足度も下がっていない状況」
と、定義するとします。
この例のように、
「現状の認識」と、「理想」を定義することが、
問題を正しく認識するということです。
その上で、
そのギャップを埋めるには（問題解決をするには）、
↓
こういうアクションが必要だ、
という順序で、物事を考えるべきなのです。
それができていないのに、
「忙しいから、こういったツールを入れよう！」
とか、
「全員で分担できるように、すぐにマニュアルを作ろう！」
と、安易に考えてしまうと、
そもそも、的外れの可能性があります。
だからこそ、
「現状」と「理想」を明確にする＝問題を明確にしてから、
アクションを考えましょう。
今日の課題：
もし、あなたが問題を抱えていると感じていたら、
「現状」と「理想」を明確にしてみてください。
