凡人が優秀な人に負けない武器を手に入れるためのメルマガ登録 詳しくはこちら

「原則と例外」

  • URLをコピーしました!

物事を考える思考が苦手な人は、

「当てずっぽう」になりがちです。

「考えてもよくわからない」

「何をどう考えればいいかわからない」

「根拠はないけれど、とりあえずこうかな」

という考えに、陥ってしまいます。

なぜなら、

「考える」ための手順=思考のマニュアルがないからです。

思考のマニュアルはいくつもあり、

今までの記事でお伝えしてきました。

今回ご紹介するのも、

思考のマニュアルの一つとして使える

「原則」「例外」という考え方です。

世の中のルールや決まりごとは、ほとんどが

「原則はこう」「ただし」「例外はこう」

で、構成されています。

ですから、物事を考える際にも、

その通りの順番で考えることが重要になります。

事例を考えてみましょう。

通勤途中、電車が事故で遅延しました。

そのせいで、会社に遅刻してしまいました。

遅延証明も、受け取りました。

さて、遅刻したあなたは、

遅刻分の給料をもらえるでしょうか?

この時に、当てずっぽうで考えるのでなく、

「原則と例外」を使って考えます。

労働基準法や法律の話になりますが、

「ノーワーク、ノーペイ」という原則があります。

「働かなければ、給料が出ない」という原則です。

その原則を元に考えると、

遅刻分については働いていないので、

遅刻分の給料はもらえません。

不条理だ!と思いますでしょうか?

今回は、自分が寝坊したせいでなく、

電車が遅延したという外部的な要因なのに、

それでも給料が出ないのか?

という疑問が、湧いてきます。

しかし原則は、「ノーワークノーペイ」です。

遅刻分の給料は、働いていないので、給料が出ません。

寝坊でも、電車遅延でも、働いていないことに変わりはないわけですから

給料は出ません。

ただし、例外はあります。

例外は、法律的には

「会社都合で働けなかった場合は給料手当が出る」

ということになっています。

例えば、

会社の業績不振で工場が閉じて働けなかった場合は、

例外として、働いていないけれど給料は出ます。

あくまでも「会社都合で」の場合です。

今回の事例では、

電車の遅延という外部要因だとしても、

それは会社都合ではないですから、

原則通り給料は出ないということになります。

もちろん、

就業規則や契約内容によっても、事情は異なってきます。

ですが、

原則がこうです。その原則に当てはまるか否か。

例外はこうです。その例外に当てはまるか否か。

という考え方を知っておけば、

少なくてもあてずっぽうではなく、

筋道の立った結論を出せるでしょう。

ちなみにポイントは、

まず「原則」をしっかり押さえることです。

「例外」はあくまで「例外」ですから、

原則論のほうが重要です。

今日の課題:

身近なルールで、「原則」「例外」になっているものを

探してみましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次