人は正しさではなく感情で動きます。
人も動物ですので、論理ではなく、
まず「感情」が先に来ます。
正論をいくら並べても、心は動きません。
例えば、
「自分は正しいことを言っているのに、
なんで部下(または家族)は動かないんだ?」
と憤ることはありませんか?
仮に、あなたが言っていることが正しいとしましょう。
それでも、部下(や家族)も、言い分があるわけです。
「言ってることは分かるけど、他にもやることがあるし」
「そりゃ、忘れてたのは悪いけど、こっちも忙しくて疲れてて、
後回ししたら忘れたんだし」
てな具合です。
そこで、
「いや、優先度のつけ方がなっていないのが原因だから、
そこを改善しなさい」
「記憶に頼るんじゃなく、忘れないように、リマインドの仕組みを導入しなさい」
なんてねじ伏せたらどうでしょう?
確かに、表面上は従うかもしれません。
しかし、内心は間違いなく悪い感情が残りますよね。
少なくても、
「正しいことを言ってくれたから、喜んで従います!」
とはならないですよね。
勘違いしないでいただきたいのは、
だからといって、相手が何をしてもそのまま認めなさいよ、
ということではありません。
「正しいことをしているから、皆が自分についてくるわけではない」
ということを理解した上で、じゃあどうするか?
を考えましょう、ということです。
歩み寄りを模索するのか?
あえて相手の気持ちは無視して強行するのか?
人は「正しさ」ではなく「感情」で動くということを、
今一度考えた上で行動しましょう。