報告や議論が苦手な人の特徴として、
事実と意見を混同する点が挙げられます。
例えば、お客さんからクレームを受けたことを
上司に報告する場面を考えてみます。
事実だけを伝えるのであれば、
「〇日に、〇〇さんから、△△という話がありました」
と報告するのが正しいです。
しかし、報告が苦手な人は、
「◯◯さんが、こんな感じで怒っていて、
原因は△△だと思うんですが、
でも僕としては、こうしたつもりなので、特に問題ないですし、
こうすればリカバーできると思います…」
のように、自分の意見や考えを入れてしまいます。
報告を受ける側が欲しいのは、まずは「事実」です。
意見を求められる場面であれば構いませんが、
事実を説明すべき場面であれば、
意見を述べるべきではありません。
そもそも、同じ事実であっても見方は人により変わるため、
いきなり意見を言ってもあてになりません。
「それって、あなたの感想ですよね?」
と、某ヒロユキさんもよく言っていますが、
まさにその通りで、
そこにあなたの感想や意見を入れるべきではありません。
まずは、端的に事実報告をすることが重要です。
伝え方のポイントとしては、
「事実としては、〇〇です。
これに対する私の考えとしては、△△です。」
というようにすれば、相手方も理解しやすいでしょう。
今日の課題:
誰かに何かを伝える時に、
それは事実なのか?意見なのか?
を整理して、発言してみましょう。