「具体と抽象」の概念を理解すると、
物事の理解が早まり、
論理的思考の助けにもなり、
他人への説明にも説得力が増します。
例えば、
「無脊椎動物とは?」を説明するとします。
※何でいきなり無脊椎動物の話なのかは、
気にしないでください
『無脊椎動物は脊椎がない動物です。
脊椎はいわゆる背骨のことなので、
背骨がある動物以外は無脊椎動物です。』
これは、抽象的な説明です。
間違いではありませんが、正直、ピンと来ません。
一方、具体的な説明は、
無脊椎動物というのは、
イカ、カニ、クモ、昆虫、ミミズなどのように、
背骨がない生き物のことです。
というように、具体例を出したりして、
わかりやすく伝えることです。
ただし、
「無脊椎動物とは?」という問いに対して、
「イカ、カニなどです」と回答してしまうと、
抽象的な概念が説明できていません。
これはこれで、
具体的な話しかできていないことになります。
そのため、
具体と抽象の間を行ったり来たりすることが、
論理的思考や、
他人への説得力を増すためのコツです。
ポイントとしては、
まず全体像や抽象的な話をし、
その後に「例えば・・」と具体的に絞っていくイメージです。
今日の課題:
全体像を伝えたあと、具体的に話すという順番で、
身近な誰かに物事を説明してみましょう。