問題解決のための必須ツールが、
分解して考える、つまり「分解思考」です。
どんな大きな問題も分解して考えれば、
小さな問題になり、かつ具体的になります。
例えば、「売上を上げたい」という、
ぼんやりとした問題があるとします。
ここで、「売上」を分解してみると、このようになります。
売上 = 顧客数 × 顧客単価 × リピート率
「売上を上げるには」という大きな問題を、
・顧客数を増やすには?
・顧客単価を増やすには?
・リピート率を増やすには?
と、分解して考えると、
より具体的になり、
わかりやすくなりました。
これが「分解思考」です。
ちなみに分解の仕方は一つとは限りません。
先ほどの「売上を上げる」も、
店舗ビジネスだと次のような分解の仕方もあります。
売上 = 店前通行人数 × 入店率 × 購入率 × 客単価
必要に応じて自由に分解できれば、
適切な解決方法もたどり着きやすくなります。
とはいえ、いきなり綺麗に分解するのは難しいでしょうから、
まずは、どんな要素が含まれているか?を
考えてみることをオススメします。
例えば、「人間」を分解してみると、
・性別(男/女)
・年齢(10代、20代~)
・地域別(アジア、アメリカ、ヨーロッパ・・)
他にも、「料理」を分解してみると、
・素材(肉料理、魚料理、主食・・)
・国籍(日本食、洋食、中華・・)
・形状(米、麺、パン・・)
会社なら、
・組織(役員、営業部、総務部・・)
・役職(社長、部長、平社員・・)
・身分(役員、正社員、契約社員、バイト・・)
このように、様々な分解の切り口があります。
今日の課題:
分解思考は、慣れです。
何でも良いので、身の回りのものの要素を分解してみてください。