「ありのままで」と言う言葉は流行しましたが、
私は実は嫌いな言葉です。
「ありのまま」では、残念ながら成功できません。
現代社会、特にビジネスの世界においては、
人間同士の関係性で成り立っているので
「自分」
よりも、
「他人がどう思うか」
を重視しないといけません。
マーケティングも同様です。
「自分が売りたいものはコレ!
だから売れるはず!」
ではなく、
「相手が欲しがっているものはコレ。
だから買ってもらえる。」
という視点にしなければいけません、
にもかかわらず、
「ありのままで、
自分は自分のやりたいようにやる」
では上手くいきません。
よほど天才で、周りとの関係性を気にしない圧倒的な能力があれば別です。
ですが普通は凡人ですから、
視点を「相手」にしないといけません。
ただし、
自分を押し殺せと言う意味ではありません。
空気を読んで生きろ、ということでもありません。
ずっと相手に合わせて生きていると、病んでしまいます。
「周りの考えを理解した上で、あえて無視する」
という選択肢をしても、問題ありません。
ポイントは、「理解と共感の違い」です。
つまり、
相手を理解することは必要ですが、
それに共感する必要はないし、
無理に合わせる必要もないということです。
必要があれば相手に合わせ、
そうでなければ自分の在り方を貫く。
その使い分けができれば良い、ということです。