問題解決は上流から考えましょう、というテーマです。
「上流」「下流」の意味合いは
ケースバイケースではありますが、
要するに
「末端の問題よりも、もっと根本的なところを見直そう」
ということです。
例えば、ある会社で、
「データ入力の仕事が忙しくてパンクしそう」
という問題があるとします。
この場合の仕事の流れは、こうです。
(上流)
営業が、入力するための資料を預かってくる
↓
社内の他部署に処理を依頼する
↓
実際の処理者が入力作業する(※この部署がパンクしそう)
(下流)
ここで、下流の問題を解決しようとすると、
「入力処理者を増やそう」
とか、
「スキルアップでスピードを上げよう」
という案になります。
そうではなく、もっと上流工程で、
「そもそも、入力の仕事を無くせないか?」
「お客さんのほうで入力してもらうことはできないか?」
「もらう資料をデータ化して、システムで自動処理できないか?」
などの対応ができないか検討するほうが、
よりインパクトの大きな解決ができるわけです。
目の前の問題よりも、もっと上流から考え、
広い概念で考えることにより、
より効果的な解決策につながります。
問題解決は上流から考える際のキーワードは、
「そもそも」です。
なお、「上流」「下流」はあくまで仕事の流れの概念です。
どちらが上、下、という話ではありませんので、
誤解されないよう。
今日の課題:
あなたの仕事の上流工程に着目し、
効率化できないか検討してみましょう。